綺麗すぎて、眩しすぎて、ちょっと怖い。
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ブックオフにてレジの前に陳列されてた本の中で一際輝いていた一冊。
レジ待ちをしているときに表紙に惹かれ、中をぱらぱらめくってみて、簡単に読めそうだったので衝動買い。
ブックオフで105円以外の本を買うのは久しぶりかもしれない。
嗚呼、青春小説。
いっそ、大地のことを好きだったらよかった。
あゆみのことを嫌いになれたらよかった。
今の状況を憎めたらよかったのに……、
ただ淋しいだけだなんて。
とことんどうしていいか分からない。
ドロドロしたところはなく、登場人物みんなが爽やかでかっこいい。
きれいすぎて眩しい。眩しすぎてちょっと怖い。
はっきり言って読んでる最中は、奇声上げてベッドの上を転げまわったり、ふとももばしばし叩いたりしていた。あぁ、キモチわるいな僕。
この本を読んだ日の明け方に、Twitterで中学時代の恋の話を少ししてて、アルバムを眺めたり思い出の曲を聴いていたりしていたので、あの頃の記憶が頭に浮かんでいただけに余計甘酸っぱく胸を掻き毟りたい衝動に襲われた。
あまりにも綺麗な青春物語過ぎて感想がうまく書けない。
かずらも藤枝も、大地もあゆみも、ワンちゃんも、それぞれが悩み、迷っている。
恋愛が絡んでいるのに全然ドロドロしていない。むしろ爽やかな悩み。
誰かを恨んだり憎んだりしないし、恨んだり憎まれたりするような行動もない。
綺麗すぎて、眩しすぎて、怖い。
怖いけど、それぞれが抱く悩みや考えは僕の胸に突き刺さる。
そんな感じだった。
青年よ、ゆっくり悩み、ゆっくり進め。
そもそも本の感想を書くことに慣れてないからうまく言語化できないなー。
もっと精進精進。