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2014年の読書まとめ

読書

明けましておめでとうございます。
今年も一年、どうぞよろしくお願いします。

年に1回しか更新をしないこのブログでございますが、今年も例年どおり、2014年の読書メーターのまとめです。4月には初めての人事異動があり、なんの因果か秘書的な仕事をすることとなりました。右も左も分からない中で、4月からの9ヶ月間をなんとかやってくることができました。内部事情な話は結構あるのですが、インターネットは怖いのであんまりいろいろ愚痴こぼしたりすることもできずにいます。

今年一番の事件は「人事異動のせいでせんぱいと職場が別になってしまったこと」かなぁなんて思います。せんぱいの存在が生きる活力であったと言っても過言だった社会人なってからの3年間でした。なので、1月から3月では泉鏡花京極夏彦を読んでいるわけです。4月以降はどうしたんだという話ですが、せんぱいがいたから泉鏡花を読むようになったのは事実ですが、せんぱいがいないから読まないというわけではないです。

仕事が忙しくなりました。今まではあまり残業もなく、休日出勤もなく、悠々自適に生活していたのですが、そこそこの残業があり、休日出勤もたまにあり、6月くらいまでは仕事の変化に身体が慣れてこず、毎日疲れていたなーって記憶があります。忙しくて、泉鏡花頭にチューニングしきれなかったりして、なかなか読み進めることができずにいます。

今年はサイエンス系やサイエンスフィクションを読むようになった年でした。きっかけはずっと積んでた『虐殺器官』です。異動に伴い久しぶりに引っ越ししまして、荷物を少なくするためにかなりの量の本を(読んだ読んでないにかかわらず)売りに出したのですが、これは読んでなくて残した作品の1つでした。『約束の方舟』や『展翅少女人形館』のようなオタク系SFも面白く、ただ、翻訳文体がニガテなので、他どんな作品に手をつけていけばいいのか迷っているところではあります。

サイモン・シンの3部作(って言い方をするのかはわからないけれど)がとても面白かったのにはびっくりしました。どれも興味のある分野ではあるけれど、寝る間も惜しんで読み進めちゃう、こういう系統の作品に出会ったことはなかったので非常に楽しんで読めました。

2014年の1年間で読んだ本は35冊。いちおう毎年、週1冊として52冊を読むことを目標にしているのですが、なかなかそこまでいかないなぁ。車を出さなければ行くことができないため、最近はあまり本屋さんに足を運ぶこともなくなったのですが、2015年は、また表紙買いとかタイトル買いとかして分野や作者を広げていきたいなぁと思います。あとたまにはブログ更新します。なんか自分が今までどんな文体で文章書いてたかがわからんくなってる。あっちこっちに飛んでくような文章をまた書きたいです。

それでは良いお年を!

 

2014年の読書メーター
読んだ本の数:35冊
読んだページ数:13031ページ
ナイス数:266ナイス

“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9) (ファミ通文庫)“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9) (ファミ通文庫)感想
俺は夕雨を選ぶぜ!!
読了日:1月13日 著者:野村美月
外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)外科室・海城発電 他5篇 (岩波文庫)感想
話の筋にももちろん魅力はあるけれど、そうではなくて、読んでいるうちに頭に浮かんでくる不思議な情景が魅力的。どれも極端とは思わなかった。
読了日:1月19日 著者:泉鏡花
海神別荘・他二篇 (岩波文庫)海神別荘・他二篇 (岩波文庫)感想
どれも面白い。どの戯曲にも、読後、鮮やかな印象の残るシーンがあって、それがまた耽美的というか、いかにもな、自分的には好ましい部分であって、気持ちがいい。海神別荘は特に舞台で観るとさぞ美しいんだろうなと思った。
読了日:1月19日 著者:泉鏡花
下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)感想
もともと好んで読んでいたロケットモノとはまた違う、池井戸さんっぽい切り口のお話で、あまりにも面白くて一気に読んでしまうくらい。技術や浪漫の面だけでなく、企業という舞台装置でこういう仕掛けをして、最後のカタルシスったらもう最高だね!
読了日:1月20日 著者:池井戸潤
歌行灯 (岩波文庫)歌行灯 (岩波文庫)感想
難しかったので二周した。ラストシーンに向かって、当初のコミカルさがどんどんとシリアスに変わっていくのがすごくよかった。最初は頭をチューニングしきれなくて読むのが大変だったが、二周目ともなるとかなり読めた気がする。美しい、と言ってしまってよいのか悩むが、ラストは美しい。
読了日:2月13日 著者:泉鏡花
草迷宮 (岩波文庫)草迷宮 (岩波文庫)感想
二度目。歌行燈を読んだその頭で読むと、物語の筋は非常にわかりやすかった。頭に映像としてありありと浮かぶけれども、知らない言葉があったりして、かなりの部分を想像(妄想)で補完してるので、作者の意図どおりの動きをしているわけではないだろうが、妖怪変化的なものにゆらゆらと引き寄せられ、最後の光景に圧倒される。
読了日:2月16日 著者:泉鏡花
文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)感想
嫌な事件だったね……。こういう重なり合い的なお話は好きです。益田・青木の両名が活躍するのも面白かった。ただなぁ、って思いはなんとなくあるにせよ、面白かったと素直に言える。前作からわかりやすくなった印象があるので、次作はもっとこんがらがったのを期待し……たいようなしたくないような。
読了日:2月25日 著者:京極夏彦
春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫)春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫)
読了日:3月8日 著者:泉鏡花
脱兎リベンジ (ガガガ文庫)脱兎リベンジ (ガガガ文庫)感想
完璧な結末ではないけど、ないからこその読後感がとてもよかった。こういうカタルシスの得方は、持たざる者側としては気持ちのよいものです。
読了日:4月13日 著者:秀章
オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫)感想
またスクールカーストのお話だった。イマドキだなぁ。
読了日:4月13日 著者:大樹連司
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)感想
SFを読むのは面白いなぁとなにも考えない頭で言っています。
読了日:5月1日 著者:伊藤計劃
約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)約束の方舟 (上) (ハヤカワ文庫JA)感想
SFで箱庭で少年少女ジュブナイル。表紙から想像していた以上にはシビアなお話っぽくておもしろい。とはいえありがちっちゃありがちなのかなぁと思ったり。
読了日:7月13日 著者:瀬尾つかさ
約束の方舟 (下) (ハヤカワ文庫JA)約束の方舟 (下) (ハヤカワ文庫JA)感想
シンゴさんが完璧な主人公過ぎましたね……
読了日:7月16日 著者:瀬尾つかさ
PSYCHE (星海社文庫)PSYCHE (星海社文庫)感想
淡々と。
読了日:7月19日 著者:唐辺葉介
ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)感想
おっぱい。大学生でなく、京都でないモリミーはこんな感じになるのか。おっぱい。不条理な夏で、小学生で、甘酸っぱさをあまり感じさせない文体なのに、少し切ない。おっぱい。アオヤマ君はどんなオトナになるんだろうか。おっぱい。おっぱい。
読了日:7月21日 著者:森見登美彦
展翅少女人形館 (ハヤカワ文庫JA)展翅少女人形館 (ハヤカワ文庫JA)感想
頽廃的で甘美な味のする作品でした。2章ラストへの盛り上がりがあまりにも蠱惑的だったのに加え、3章の耽美さも私は好きでした。雰囲気小説と言ってしまえばそれまでだけど、隔離された修道院と、球体関節人形が産まれる滅亡間近の人類の退廃的世界観とが見事でした。
読了日:7月22日 著者:瑞智士記
カラフル (文春文庫)カラフル (文春文庫)感想
もう俺に若さはないのだと感じさせられた一冊でした。
読了日:7月23日 著者:森絵都
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)感想
社会的なあれこれは抜きにしよう。
読了日:8月2日 著者:伊藤計劃
分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)感想
視点がくるくる回る上、世界観が始めはあまり掴めなかったが、徐々にわかってくると楽しくなってきた。この世界で作者は何を語るのか、下巻が楽しみ。
読了日:8月11日 著者:京極夏彦
分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(下) (講談社文庫)分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(下) (講談社文庫)感想
この人がこういう舞台と登場人物で話を書くとこんな風になるのか。結末のつけかたが、他の作品とは違って変な感じはした。ある狂気をどう描くか、ってことか。
読了日:8月12日 著者:京極夏彦
Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)感想
随分と頭を切り替えて読まないとなんだこれは……で終わっちゃう一冊だと思いました。私は頭を切り替えきれずになんだこれは……で終わったんですけどね。なんだこれは……。
読了日:8月31日 著者:円城塔
思い出のマーニー (新潮文庫)思い出のマーニー (新潮文庫)感想
映画を観てから読んだので、映画のとおりの映像で読むことになりました。映画では後半部分を簡略化していたようで、こちらのほうが幸せそうな結末に思えました。
読了日:9月28日 著者:ジョーン・G.ロビンソン
有頂天家族 (幻冬舎文庫)有頂天家族 (幻冬舎文庫)感想
阿呆の血のしからしむるところなり。特段の外部的要因(偽右衛門騒動など)がなくとも、阿呆の血がおもしろきこともなき世をおもしろくするのでありましょう。しかし面白きことがなされるには面白きものどもがいなくてはならないわけで、面白きものどもをこう描くのはさすがでございました。
読了日:10月11日 著者:森見登美彦
植物図鑑 (幻冬舎文庫)植物図鑑 (幻冬舎文庫)感想
ハートウォーミングフェアリーテイル。一番最後のカーテンコール「午後三時」に一番素敵なところが濃縮されているなぁと思いました。
読了日:10月13日 著者:有川浩
分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(上) (講談社文庫)分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(上) (講談社文庫)感想
ときおり摂取したくなる京極夏彦成分。読み始めると止まらない。とりあえず下巻読んでから感想考える。
読了日:10月23日 著者:京極夏彦
分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(下) (講談社文庫)分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(下) (講談社文庫)感想
アクション小説。爽快感がある。とても映像的なお話でした。
読了日:10月26日 著者:京極夏彦
淡雪淡雪感想
結末は中途半端かなぁという気がしなくもないが、そこに至るまでの道程や浮かぶ情景は素敵でした。北海道、行きたいなぁ……
読了日:10月26日 著者:広川伊砂緒
ぶたぶた洋菓子店 (光文社文庫)ぶたぶた洋菓子店 (光文社文庫)感想
お菓子には、人をしあわせにする、パワーがあるのだ。ぶたぶたさんにも、人をしあわせにする、パワーがあるのだ!
読了日:10月26日 著者:矢崎存美
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)フェルマーの最終定理 (新潮文庫)感想
ノンフィクションであり、かつ結末はわかっているが道程を知らない出来事の、道筋を丹念に辿っていくことがこんなにも興味深く、ワクワクするものだとは思わなかった。そして、イメージを膨らませることで知識がなくともその足跡を見ることができるように導いてくれる作者に感謝を。
読了日:10月28日 著者:サイモンシン
スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))感想
ときどき無性に読みたくなる一冊。好き。
読了日:11月23日 著者:桜坂洋
暗号解読〈上〉 (新潮文庫)暗号解読〈上〉 (新潮文庫)感想
そうは言っても多少なりとも知っているお話なのにも関わらず、頭で理解しきれていない。練習問題を手でやらなければとは思いつつ、そこまではさすがに大変だなぁと。
読了日:12月14日 著者:サイモンシン
暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)感想
線文字Bの解読のくだりが浪漫溢れてめちゃくちゃおもしろかった。量子暗号までいくとなかなかきちんと理解できたとは言い難いかもしれないけれど、浪漫を楽しみながら暗号というものの原理や過去や未来を概略だけでも把握できるのはさすがだなぁと感じました。
読了日:12月21日 著者:サイモンシン
折れた竜骨 上 (創元推理文庫)折れた竜骨 上 (創元推理文庫)感想
外国の小説の翻訳作っぽく、最初に登場人物の名前と肩書だけが並んでいるのは苦手なの……。読み出せば気にならないんだけど。呪われたデーン人のスパイスが下巻でどこまで効いてくるかが楽しみです。
読了日:12月23日 著者:米澤穂信
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)折れた竜骨 下 (創元推理文庫)感想
作品世界を構築しながら読者に無理のないようにミステリーとして納得させるのは難しいよなぁと思いながら読んでいたけど、さすがと思わされる内容でした。暗殺騎士の行動には疑問符が湧いているけれども。
読了日:12月23日 著者:米澤穂信
宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)感想
人間味があるからこそ面白い。
読了日:12月30日 著者:サイモンシン

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